JUテントリの積極活用を提唱する藤谷社長（JU愛媛会長）
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「お客様が一番！！」をキャッチフレーズに、日々顧客第一の接客サービスに努めるカーランドえひめ（愛媛県松山市・藤谷光幸社長）は、サービス工場壁面に描かれた大きなクジラが目印となり、地元松山のユーザーから長年親しまれている。同社がここ数年、積極的に取り組むのが「ＪＵテントリ」に他ならない。藤谷社長は「今日からでも出来る事業として多くのＪＵ加盟店に参画してもらいたい」と、自社での大きな手応えをもとに、ＪＵテントリの積極活用を全国に発信する。 （室田 一茂）
■「注文販売」のウエートも拡大、世の中の変化に対応
市場動向が変化する中、中古車販売店では「注文販売」のウエートが高まっていることは言うまでもない。同社でも月１０台程度の中古車を注文販売するなど、時代の変化に対応した販売スタイルを模索する。展示車の小売りと注文販売でユーザー販売を拡大する一方、ここ最近注目するのは「ＪＵテントリ」に他ならない。「経費も掛からない。自社が生き残っていく手段として、ＪＵ中販連がバックアップしてくれる新事業。ＪＵテントリを有効活用している」（藤谷社長）という。
■小売り在庫は６０～８０台、基本的にはＪＵテントリにも登録
広々とした展示場には、６０台強の中古車を展示、多い時には８０台もの車両を在庫するという。注文販売も積極的に行う同社だが、展示車両は基本的にＪＵテントリにも掲載するという。自社での下取り・買取り車もすぐに見極め、「ＪＵテントリ向きであれば、すぐに登録する」（藤谷社長）という。車両登録・掲載に際し、経費が掛からないＪＵテントリならではの素早い判断。ＪＵテントリは正に「鬼に金棒」（藤谷社長）と自信を持って、ＪＵ加盟店に薦める。
■ＪＵテントリ活用で在庫回転率向上、収益力も強化
「売り先は小売りと業販に関わらず、素早く在庫を回転していくことが最も大切」（藤谷社長）と考える。小売りに比べ、若干利幅が少ないかもしれないが、小売りとテントリの両輪で在庫を回転していくことで、自社の収益性を高めている。「利益が少なくても、ＪＵテントリを介して在庫登録後１～２日で売れるケースも。在庫を回転させることで、小売りにも好影響を与え、今では欠かせない制度になっている」（藤谷社長）という。
■動かずして営業収益を確保、在庫情報の分析にも注力
動かずして営業収益につながるＪＵテントリ。一方で、その在庫登録はただ漠然とした作業で行うのではなく、中古車小売りポータルサイトでの販売動向などを通じた情報分析の重要性を説く。「小売りを補う以上に成長を見せるＪＵテントリ。そのためには相場感や商品知識に関する勉強は欠かせない」（藤谷社長）という。ＪＵテントリで売れた車両についても、成約の要因などを分析し、次の車両仕入れに生かしている。「今の時代、クルマを多く並べるだけでは売れない。まずは月５台をコンスタントに成約できるよう、ＪＵテントリのノウハウを培っていきたい」とする。
■ＪＵテントリ推進で見えた社内の変化
ＪＵテントリでの成約は営業部門のスタッフだけでなく、最近では経理担当スタッフからの反応も良いという。「ＪＵテントリでの成約は、その後の代金回収もスムーズ。社内でも『テントリで売れた』という喜びを共有出来る雰囲気が広がり、自社にとって必要不可欠な事業になりつつある」とする。藤谷社長は愛媛日産在籍時に１日で新車１８０台を成約したこともあるという敏腕営業マンでもある。その藤谷社長が太鼓判を押すＪＵテントリに、同社では今後更なる可能性と期待感が広がっている。
■自社だけでなく、ＪＵ加盟店に広くＪＵテントリへの参画を提唱
多くの成功事例を重ね、ＪＵテントリ事業への信頼感を高める同社だが、藤谷社長は「ＪＵ愛媛の会長という立場で考えても、『会員を増やす』ための１つの道具として、ＪＵテントリへの期待感を高めている」とする。「今日からでも出来る事業。無料で車両登録するだけでビジネスチャンスが大幅に広がる。もちろん、在庫１、２台からでも十分に取り組める制度」とＪＵテントリへの信頼感を高めるとともに、ＪＵ組織の活性化にもつながる事業として、幅広いＪＵ加盟店に同制度への認知度拡大、積極的な参画を促したい考え。自社の生き残りをかけた事業というだけでなく、全国１万社超を数えるＪＵ加盟店組織のさらなる結束強化に期待を高めている。
【店舗情報】
社名：カーランドえひめ
所在地：愛媛県松山市生石町６５１
代表者：藤谷 光幸社長
電話：０８９‐９４１‐３３５６
西暦元号早見表
2024年12月23日
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